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動物園通り沿いの鴎外荘の並びに工房兼店舗の『池之端銀革店』がある。 カバン、財布、ベルト等の革製品扱うメーカーを営んでいる小野勝久氏がオリジナルの革製品、これまで携わってきた革や銀の逸品を取り揃えるショップとして2004年9月にOPENした。20歳の頃にちょっとしたきっかけでベルト製造の会社で働き始めたことで皮(革)の奥深さに惹かれ、その後独立した小野氏が18年間の間に培った目で選んだ皮(革)や技術によるオリジナルの革製品や、是非紹介したいという革や銀の逸品を取り扱っている。
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『池之端銀革店』では"仕上がった革製品は80%、それが使い込まれて100%になっていく"と考えられている。使っていない二つ折の財布はそのままだと開いてしまう、また艶もない。それが使われることによって使う人のための形になっていき、どんどん磨かれて艶がでて味わい深いものになっていくのだ、と。またその他のこだわりとして、皮本来のアジ(例えば皮のしわ)を大切にして製品化している。右の写真はしわを生かして製品化され、その後使い込んで100%に近づきつつある状態だ。
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製品化するために使うのは100枚のうち1、2枚しかでない貴重なサドルレザーや、皮を揉んだり練ったりして独特の風合いと柔らかさに仕上げたショルダーレザー(いずれも国内の工場でタンニンでなめしたもの)や、日本ではとても実現できないような独特の染色・発色に仕上がっているイタリアから仕入れる革である。また革というのはなめしの時間やその時の気温や湿度などの条件により仕上がりに微妙な違いが出るそうで、おもしろい革の状態を発見した時は、なめした工程や条件を調べて次回以降に同じような工程や条件を工場に依頼するほどこだわっている。 オリジナル商品は「CRAMP(クランプ)」、「Haru(ハル)」というオリジナルブランドと"池之端銀革店"製という無印なオリジナルを展開している。
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−CRAMP−
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「CRAMP」は財布とブレスレットを中心とした品揃え。使用している革はサドルレザー、もみ加工したショルダーレザー、イタリアンレザー、ヘビ革など。財布の形は3通りだが革の種類が豊富で雰囲気がそれぞれ全く違うためかなりのパターンを楽しめる。サドルレザーとショルダーレザーは黒と茶の2色、イタリアンレザーは全8色ある。ヘビ革はうろこ感をなくす加工をしたものとナチュラルな状態の2種類の革にそれぞれ数種類の色がある。また二つ折りの財布は小野氏が特許を取得した小銭入れの取り外しが可能なデザインとなっていて、財布の厚みを出したくないスーツスタイル等では小銭入れを取り外して使用したり、小銭入れを単体で使用出来たりと便利な機能が実装されている。
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[上:左]独特のしわ感が特徴のショルダーレザー。写真は約1ヶ月使用された状態で、かなり革の艶が出て柔らかさが増し、スタッズも磨かれている。チェーンは「Haru」のもの。 [下:左]イタリアンレザーの財布で全8色。写真は小野氏が特許を取得した小銭入れを取り外した状態。 [下:右]ヘビ革の財布。このヘビ革のシリーズは全て1点モノ。ヘビ革はウロコ感がないものとナチュラルの2種類でカラーは様々であるがとにかく1点モノ。もちろん小銭入れは取り外し可能。 |
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−Haru−
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「Haru」は銀・真鍮から作られる鋳物を使ったベルト、財布のチェーン、キーホルダーなどの小物・アクセサリーが中心。銀・真鍮はサンドキャストという製法で鋳型作りから全ての工程をベテランの職人による手仕上げで一つ一つ違った表情・風合いに仕上げている。銀はもちろん、真鍮についても純度の高い真鍮の板を溶解したものを使用しているので重厚な雰囲気に仕上がっているものばかりだ。ベルトは真鍮製のバックルの店頭に並ぶ既製品と銀製のバックルのオーダーメイドがある。財布用のキーチェーンも真鍮を若干いぶして加工していたりと細部にもこだわっている。
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[上:左]サンドキャスト製法の鋳型から取り出した状態(左)と仕上げた状態(右)。溝等を微妙に残しアジのある仕上げに。 [上:右]ショルダーレザーと組み合わせたHaruのベルト。サドルレザーとショルダーレザーがそれぞれ黒・茶あり、計4種類の革との組み合わせでのオーダーメイド。もちろんレディースサイズも。 [下:左]財布用のキーチェーン、ベルトに引っ掛けるキーホルダー等のアイテムも。 これらも使い込むことでその人なりの磨きがかかっていく味わいを楽しめる。 |
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その他にオリジナル商品だけでなく高度な技術やこだわりで作られている優れた革や銀の製品を紹介していきたいということで『池之端銀革店』ではその他にもいくつかのブランドを取り扱っている。今後これらのブランドへの別注アイテムも入荷する予定で、ここでしか買えないスペシャルなカラーのレザーバッグが入ってきたりするそうだ。
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−取り扱いブランド− ・WILD SWANS(ワイルドスワン) ・Suman Dhakhwa(スーマン・ダックワ) ・MANIFOLD(マニフォールド) ・Skull Jeans Accessory(スカルジーンズアクセサリー) ・Opus(オーパス)
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革の製品は手入れして使用すれば長く使えるものなので、今後は修理もできるような体制を整え、購入してくれる方と接しながらオーダーや修理ができるような店作りをしていきたいとのこと。 革製品はどんどん使い込むことでその人なりの形になり、磨かれていき、そうなってはじめて100%の完成品になっていくもの。『池之端銀革店』では、そんな100%になる前の最高の80%の革製品を日々造り続けている。
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- December 2005 -
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